【2024年】歯科衛生士おすすめ糸ようじ/フロス、むし歯/歯周病予防[デンタルフロス編]

歯科衛生士歴20年以上、現役認定衛生士のとうまです。

今回は、フロスについてお伝えします。
あなたはデンタルフロスは、毎日使っていますか？
必要なことは何となくわかってはいるけれど、忙しかったり、面倒だったり、忘れてしまうこともあると思います。その結果、歯ブラシは毎日使っているのにむし歯になってしまい歯医者に治療で通うことになってしまいます。
フロスorダイ（直訳するとフロスをしますか？それとも死にますか？）という衝撃的な言葉をご存じですか？こちらは、歯科予防先進国アメリカの、歯に関する格言です。

このブログ記事を読むことによりあなたに合ったフロスと使い方が分かります！今日からフロス習慣を始めてみませんか？

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この記事の内容

デンタルフロスとは
デンタルフロスの使用タイミング
正しいフロスの選び方・使い方
おすすめデンタルフロスの紹介
あなたに合ったデンタルフロスが見つかる

結論

デンタルフロスは、一日一回いつでもいいので、やる習慣を身に着けよう！

デンタルフロスとは

歯ブラシだけでは取り除くことが難しい、歯と歯の間に潜んでいるむし歯細菌（プラーク）や食べかすをフロス（繊維の束）で歯面に押し当て取り除く、むし歯予防のセルフケア用品です。

デンタルフロスを使用することにより、プラークを効果的に取り除くことができます。

プラーク除去率
歯ブラシのみ：58%
歯ブラシ＋デンタルフロス：85.9%
⽇本⻭周病学会会誌,17:262,1975

デンタルフロスの使用タイミング

細菌が増えるのは、特に寝ている時と言われていますので、就寝前の歯磨き前（最初）にフロスをおこなう事をおすすめです。
しかし、理想的なタイミングにこだわるよりもまずは、一日の内で忘れずに行える時にやることが重要です。習慣化するまでやり続けましょう。
一度習慣化さえすれば、デンタルフロスの大切さが実感でき、やらずにはいられなくなります。

正しいフロスの選び方

フロスは、基本的には歯科メーカー(ライオン、サンスター、オーラくケア、GCなど)の物を使用することをおすすめします。
糸の太さや、繊維の本数などプラーク（細菌）除去効率の高い設計になっている為、プラーク除去効果の高いフロスを使うことをおすすめします。

正しいフロスの使い方

フロスの入れ方、外し方

歯と歯の間にフロスを入れる場合、下の歯は下に押し当てながらフロスをのこぎりのように前後に動かしながら、歯の間に通します。
通ると歯間の空間があるので左右の歯の面に押し当てそれぞれ上下に動かします。

外すときは、下の歯の場合、上に押し当てながらフロスをのこぎりのように前後に動かしながら、外します。

デンタルフロスの使い方 | e-ヘルスネット（厚生労働省） (mhlw.go.jp)

おすすめデンタルフロスの紹介

デンタルフロスのタイプは、大きく分けて2種類あります。

ホルダー付きフロスと糸のみフロスです。

ホルダー付きデンタルフロスを紹介

Y字型と弓形の2種類がありますが、おすすめは、Y字型フロスです。
使い捨てタイプと、歯ブラシのように何度も洗えるタイプがあります。

メリット

手軽に使える
使用方法が簡単
手が汚れない

デメリット　

引っ掛かりのある歯の間では使いにくい

歯科衛生士おすすめデンタルフロスを紹介します。

　おすすめ糸のみデンタルフロスを紹介

糸のみフロスは、基本使い捨てです。
フロスの40～50センチくらいの長さが適切です。
糸の太さや様々な形状があります。

メリット

より広範囲にプラークが取り除ける
歯周ポケットに入れやすい
引っ掛かりやすい歯の間でも使いやすい

デメリット

使い慣れるまで時間がかかる
操作技術を要する
手が汚れる

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むし歯予防と歯周病予防のための歯ぐきに優しいデンタルフロス

むし歯・歯周病予防に必要不可欠なのは、歯肉縁上・縁下1～2mmに付着した歯肉の付近のプラークを落とすことです。フロアフロスは384本の繊維がフワッと広がり、歯肉を傷つけることなく、むし歯・歯周病予防に重要な歯肉縁下のプラークを除去します。

特徴

特長1、歯ぐきの中に入れても痛くない歯周病予防に必要不可欠な歯ぐきの中のケア！でも、歯ぐきの中はやわらかくデリケ―トです。そこでフロアフロスは、唾液の水分や摩擦によって繊維がフワッと広がるように加工！歯ぐきの中に入れても痛みを与えません。
特長2、384本の糸が汚れを絡め取るフロアフロスは384本もの細かなポリエステル繊維を束ねてつくっています。水分を含むとフワッと広がり、汚れを絡め取るので、使用後のスッキリ感が違います！
特長3、繊維の国イタリア・ミラノ産フロアフロスは、繊維の町、イタリア・ミラノ産。繊維のプロがつくる高品質製品なので、使用中に切れることはほとんどありません。
特長4、デンタルフロス研究者のお墨付きデンタルフロス研究の第一人者であるアンナマリア・ジェノベ―ジ教授（イタリア・ジェノバ大学）が汚れの落ち具合を確認。「歯ぐきケアに最適なデンタルフロス」と推奨しています。

フロスの手順

手順1フロアフロスは中指に巻きつけるフロアフロスを40～50cmセンチ切り取り中指に、巻きつけます。人差し指と親指でフロアフロスをつまみます。つまんだ間隔は3センチ程度です。
手順2リスク部位（奥歯）から始める最初にするのは奥歯と奥歯のあいだ。歯の側面にフロアフロスを沿わせながら、歯ぐきの中1～2mmまで入れます。
手順31か所ずつキレイなフロアフロスを入れる1か所お掃除した所はゴッソリとれた細菌が。汚れた所は巻き取り、キレイな所を出して次の場所をお掃除しましょう。POINT使ったフロアフロスは……。
使い終わったフロアフロスをちょっと観察してみましょう。「汚れがしっかり絡みついている」「なんだか糸がニオう」。これが、きちんとお掃除できた証拠です。