「オーラルBの替えブラシ、種類が多すぎてどれを買えばいいの?」
「iOを使っているけど、前の替えブラシは使える?」
「安い互換品でも大丈夫?」
オーラルBの替えブラシは、本体が「iOシリーズか、それ以外か」で、使えるものがまったく違います。ここを知らずに買うと、「届いたのに付けられない」ということが起こります。
私は日本歯周病学会の認定歯科衛生士として、歯科医院で20年以上、患者さんの電動歯ブラシ選びや磨き方の相談にのってきました。この記事では、オーラルBの替えブラシの種類と違いを対応表で整理して、目的別のおすすめまでお伝えします。
【結論】まず「iOか、それ以外か」で選ぶ
| お使いの本体 | 使える替えブラシ | 迷ったらこれ |
|---|---|---|
| iOシリーズ iO2〜iO10 | iO専用の替えブラシだけ | アルティメイトクリーン |
| iO以外 PRO・ジーニアス・すみずみクリーン・キッズ など | 従来型の替えブラシ(6種類) | マルチアクションブラシ |
※ 公式ストアの商品説明では、従来型の替えブラシは「iOシリーズを除く、すべての電動歯ブラシに対応」、iO用は「iOシリーズ専用」とされています(2026年9月時点)。
iO用と従来型は、取り付け部分の形が違うので、お互いに付け替えることはできません。

【目的別に選ぶなら】
・迷ったら → iOはアルティメイトクリーン、それ以外はマルチアクション
・歯ぐきが弱い、知覚過敏がある → iOはジェントルケア、それ以外はやわらか極細毛
・歯と歯の間の汚れが気になる → 歯間用ワイパー付き(従来型)
・着色汚れが気になる → ホワイトニングブラシ(従来型)
・子ども → 子供用やわらかめブラシ
オーラルB替えブラシの対応表(全種類)
| 替えブラシ | iO本体 | iO以外の本体 | こんな方に |
|---|---|---|---|
| iO専用 | |||
| アルティメイトクリーン | ○ | × | しっかり歯垢を落としたい(基本の1本) |
| ジェントルケア | ○ | × | 歯ぐきにやさしく磨きたい |
| ラディアントホワイト※ | ○ | × | 着色汚れが気になる |
| ターゲットクリーン※ | ○ | × | 矯正・インプラント・ブリッジ |
| 従来型(iO以外) | |||
| マルチアクションブラシ | × | ○ | しっかり歯垢を落としたい(基本の1本) |
| やわらか極細毛ブラシ | × | ○ | 歯ぐきのきわまでやさしく磨きたい |
| 歯間用ワイパー付きブラシ | × | ○ | 歯と歯の間の汚れが気になる |
| ホワイトニングブラシ | × | ○ | 着色汚れが気になる |
| ベーシックブラシ | × | ○ | 基本のブラッシング |
| 子供用やわらかめブラシ | × | ○ | 子ども用の電動歯ブラシに |
※ ラディアントホワイト・ターゲットクリーンはブランドの公式サイトに掲載されていますが、2026年9月時点で公式オンラインストアでは取り扱いがありません。
歯科衛生士が選ぶ|目的別のおすすめ替えブラシ
迷ったら|アルティメイトクリーン(iO)/マルチアクション(従来型)
どちらも、オーラルBの「基本の1本」です。アルティメイトクリーンは長さの違う2種類の毛束で歯垢を落とす設計、マルチアクションは16度に傾いた毛束が歯と歯の間に届く設計になっています。
アルティメイトクリーンは、歯の表面と隙間にフィットする2種類の毛束で効果的に歯垢を取ることが出来ます。迷ったらこの一本。
従来型の自然な傾きも歯垢除去力アップ!
歯ぐきが弱い・知覚過敏がある|ジェントルケア(iO)/やわらか極細毛(従来型)
歯ぐきが下がっている方、歯ぐきから血が出やすい方、知覚過敏がある方には、やわらかい毛のブラシがおすすめです。やわらか極細毛ブラシは、0.01mmの極細毛が歯ぐきのきわにフィットする設計です。
歯科衛生士として付け加えると、電動歯ブラシで歯ぐきを傷める原因の多くは、ブラシの硬さより「押しつけすぎ」です。やわらかいブラシにしても、力を入れて押しつけると歯ぐきは傷みます。ブラシは歯に軽く当てるだけで大丈夫です。

歯がしみる、歯肉をいたわりたい方はやわらか極細毛。
歯と歯の間が気になる|歯間用ワイパー付き(従来型)
ソフトラバー製のワイパーが、歯と歯の間に入り込んで汚れをかき出す設計です。
ただし、歯と歯の間の汚れは、電動歯ブラシだけではどうしても残ります。フロスや歯間ブラシも一緒に使ってください。
着色汚れが気になる|ホワイトニングブラシ(従来型)
コーヒーやお茶の着色汚れが気になる方向けのブラシです。実は少し硬めのブラシが好きな方。
ブラシで落とせるのは、歯の表面の着色汚れまでです。歯そのものの色を明るくしたい場合は、歯科医院のホワイトニングになります(ホワイトニングの値段相場と総額)。
子ども|子供用やわらかめブラシ
子ども用のオーラルBの電動歯ブラシには、子供用やわらかめブラシを使います。大人用のブラシより小さく、やわらかい毛です。
歯のつけ根まで磨いてほしいので、やわらか毛がおすすめ。
▶ 子ども用の本体選びは「子ども用充電式電動歯ブラシおすすめランキング」で紹介しています。
基本のブラッシングに|ベーシックブラシ(従来型)
届きにくい奥歯にもフィットして歯垢を落とす、シンプルなブラシです。特別な悩みがなく、コストを抑えたい方に向いています。
互換品(安い替えブラシ)は使っていい?【歯科衛生士の本音】
ネット通販には、正規品よりずっと安い「互換品」の替えブラシがたくさん売られています。正直に言うと、私はおすすめしていません。理由は2つあります。
1. 本体が壊れても保証されない
オーラルBの公式ストアでは、互換品や海外並行輸入品を使ったことによる本体の故障は、保証の対象外と案内されています。数千円を節約して、数万円の本体が保証されなくなるのは割に合いません。
2. 毛の品質が分からない
互換品は、毛の太さや硬さ、毛先の加工がメーカーごとにばらばらです。毛先が丸く加工されていないと、歯ぐきを傷つける原因になります。
実際に互換品を使ってみると、思ったよりブラシが硬く歯肉が痛くなったり、歯がしみる事がありました。
なお、メーカーは「互換品と比べて10倍の歯垢除去力」と表示しています。数字はメーカーの試験によるものですが、正規品を選ぶ理由のひとつにはなると思います。
替えブラシの交換時期は?
交換の目安は3か月です。交換カラーシグナル付きのブラシは、毛先の色が黄色く変わって交換時期を知らせてくれます。
ただし、3か月たっていなくても、毛先が外側に開いてきたら交換してください。毛先が開いたブラシでは、歯垢がしっかり落ちません。

【歯科衛生士からのアドバイス】
・家族で本体を共有しても、替えブラシは1人1本。ブラシの色やリングで分けましょう
・歯肉が痛い、しみる場合はジェントルケアなどのやわらかめのブラシに交換しましょう
・使ったあとは水でよく洗って、ブラシを外して乾かしましょう
| 使う人数 | 1年に必要な本数(3か月ごと) | おすすめの入り数 |
|---|---|---|
| 1人 | 4本 | 3本入り・6本入り |
| 2人 | 8本 | 8本入り |
| 4人家族 | 16本 | 8本入り×2 |
よくある質問
Q. iOに、前に使っていたオーラルBの替えブラシは付けられますか?
付けられません。iOシリーズには、iO専用の替えブラシだけが使えます。反対に、iO用の替えブラシも、iO以外の本体には付けられません。
Q. ソニッケアーやドルツの替えブラシは使えますか?
使えません。替えブラシは、メーカーごとに取り付け部分の形が違います。ソニッケアーをお使いの方は「ソニッケアー替えブラシの種類と違い」、ドルツをお使いの方は「ドルツ替えブラシの種類と対応表」をどうぞ。
Q. ヘッドが大きくて奥歯が磨きにくいです。
オーラルBのブラシは小さな丸型なので、もともと奥歯に届きやすい形です。それでも届きにくいところは、ワンタフトブラシ(毛先が小さくまとまった歯ブラシ)を併用すると磨きやすくなります(テペ歯ブラシの種類)。
Q. 替えブラシの毛がすぐ開いてしまいます。
押しつける力が強すぎる可能性があります。オーラルBの本体には、押しつけすぎると知らせてくれる機能がついた機種もあります。ブラシは歯に軽く当てて、1本ずつゆっくり移動させてください。
Q. 正規品はどこで買えますか?
オーラルBの公式ストアのほか、Amazonや楽天市場の公式ショップ、家電量販店などで買えます。パッケージに「正規品」と書かれているか、販売元を確認すると安心です。
まとめ|まず「iOか、それ以外か」を確認しよう
・オーラルBの替えブラシは、本体が「iOか、それ以外か」で使えるものが決まる
・iOはiO専用、それ以外は従来型(6種類)
・迷ったら、iOはアルティメイトクリーン、それ以外はマルチアクション
・歯ぐきが弱い方は、ジェントルケア/やわらか極細毛
・互換品は本体の保証が受けられなくなるので、正規品がおすすめ
・交換は3か月ごと。毛先が開いたら早めに
本体選びで迷っている方は、こちらの記事もどうぞ。
▶ オーラルBはどれがいい?(全機種の比較)
▶ オーラルB iOはどれがいい?(iO全9機種の違い)
▶ 電動歯ブラシ最強ランキング10選(メーカーをまたいで比較)
【監修・執筆】とうま
日本歯周病学会認定歯科衛生士/歯科臨床麻酔認定歯科衛生士/ホワイトニングコーディネーター
20年以上の臨床経験を基に、日本歯周病学会認定歯科衛生士をはじめとする複数の専門資格を有し、質の高い医療提供を追求している。
予防歯科、歯周治療、ホワイトニング分野を中心に、専門的知識をわかりやすく伝え、患者さんやそのご家族が安心できる情報を発信。


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